代表 大野まゆみの想い
第1節 生い立ち
ある年齢から占いで物事を決めてきた。
その前は親や先生や周りの大人たちの言うとおり生きてきた。
だから自分で決めたことがなかった。失敗したくなかった。いや失敗は許されなかったからだ。
振り返ると、私が0歳のとき、母がぜんそくで入院した。
私は、父の妹の家に数か月預けられた。今、宗教の本や心理学や占いを読んで、わかったことがある。
3歳までに親の愛情を得た人は、本能で「いい人か悪い人か」などがわかるのだそうだ。
私は、「泣いても親はいなかった」のだ。捨てられたのだと幼い心は感じたのだ。
生きるために、服従するしかなかった。言うとおりしないと嫌われる、そうすると食べさせてもらえない。
だから服従する。無意識のレベルで察知するのだ。母の笑った顔をみた記憶がない。
今、自分が「なぜ決めることをできないか」がわかった。
わかることが、始まりだった。
自分の人生を肯定する。
認める。
そのうえで、自分自身で決定する。
決定した結果は、自分のせい。
だから失敗しないように、よく考えればよいのだ。私の未来は明るくなったのだ。
本能で「いい人か悪い人か」などがわからなかった頃、
信じていた人が、
「お前がいなければ生きていけない」と言った。しかし、私と別れても生きていた。
後になってわかったのだが、
つまり、「お前のお金がなければ生きていけない」と言っていたのだ。
その人は、お金をくれる別の人をみつけて問題なく生きていた。
しかも、私に復讐をすることで、生きるエネルギーを生み出していた。
その人は「自分は悪くない。相手が悪い。」といつも自分勝手な理由を言う人だった。
私は、恨んだり、悲しんだり、途方にくれたりした。
一人では解決できず、弁護士さんにいろいろ調べてもらって、後からわかったことが沢山あった。
生きていれば、多少なりともいろいろなことがある。
けれど、そこで事実と良く向き合うことが大切だ。
真正面から事実を見つめ、原因と理由と結果を考える。そして、次に生かすのだ。
私の生い立ちがそうさせていたのだから、これからは、考えて生きればよいのだとわかった。
だから、すべての人に感謝している。